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機関誌・刊行物

委員会報告

腹部超音波がん検診 基準について

日本消化器がん検診学会 超音波部会委員会
超音波検診基準作成のワーキンググループ

日本消化器がん検診学会超音波部会委員会では2009年にワーキンググループを設け,2010年9月に腹部超音波がん検診基準(案)を作成いたしました。その後、皆様から頂いたご意見に基づいて必要な修正を加え、さらに判定の目安となる超音波画像を添付した完成版を作成いたしました。作成した案は本誌(49巻5号)に掲載しております。

pdf腹部超音波がん検診基準 (PDFファイル:1.6MB)

これらの基準を広く普及させることにより、腹部超音波検診の検査法の質的向上と均質化および、がんに対する判定基準の共通化を諮り、将来的には腹部超音波検診のがん検診としての精度評価ならびに有効性評価を行うことを目指したいと思います。

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各種がん検診精度管理委員会報告

2007年1月
精度管理委員会 委員長 今村 清子

日本消化器がん検診学会では我が国の消化器がん検診の精度管理向上を図るために,平成17年秋の大会時に「各種がん検診 精度管理委員会」を常設委員会として設置いたしました。この委員会は,胃がん検診(X線検査・内視鏡検査・胃がん検診方式),大腸がん検診,超音波による肝胆膵検診の精度管理(プロセス評価,アウトカム評価)に関する検討を行うことを目的とし,それぞれの検診の担当理事を中心にメンバーが構成されています。さらに,すでにプロセス評価では実績のある乳がん検診学会から大内憲明先生をオブザーバーとして迎え、アドバイスを頂いております。以後すでに4回の会議が開催され以下の進捗状況にあります。

特に胃X線検査による胃がん検診は,現在,当学会で答申された新・胃X線撮影法の普及に伴い画質の管理と診断能の向上が早急に必要な課題であり,平成18年5月には,各支部代表の認定医7名,放射線技師7名を中央実行委員として選出し,全国のレベルの均一を図るべく準備段階に入ることが理事会にて承認されました。また,平成18年10月の理事会において,かねてから懸案であった「日本消化器がん検診精度管理評価機構」(仮称)がNPO法人として正式に立ちあがり,この機構において施設評価・個人(読影者・撮影者)の検定試験が行われる予定であることが報告されました。この機構の運営は消化器がん検診の関連学会にも呼びかけ組織化を強化していくことを目指していますが,暫定的に,すでに取得された当学会の認定医資格および専門技術師認定資格に検定評価が反映される措置がとられることも承認されました。

 胃内視鏡検査,胃がん検診方式の精度管理につきましては,現在,学会の附置研究会で検討され,内容については精度管理委員会に反映させていくことが報告されています。

このほか,大腸がん検診精度管理については,すでに厚労省から指針が出されていますので,精検方法の改正とそれに伴うアウトカム評価が今後の班研究で行われていくことと思います。

肝胆膵検診(超音波検診)については,当学会に超音波部会委員会が設置され,この委員会でシステム作りと超音波検診の基準作成が行われる予定です。

学会の中での精度管理委員会の役割は,がん検診に携わる医療スタッフの意識を高めることにあります。質の高い検診を常に行うための環境作りを目標に,今後の委員会活動を続けていきたいと思います。

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