消化器がん検診にあたっての新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について(第7報)基本的対処方針変更に伴う濃厚接触者の取り扱いについて
令和4年3月21日をもって新型コロナウイルス感染症に対するまん延防止等重点措置が全国で解除されました。これに先立ち、令和4年3月17日付けで厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部より「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」※1の改訂版が公表されております。
オミクロン株の特性を踏まえ、オミクロン株が主流の間の濃厚接触者の取り扱いについては、以下のポイントが変更になっています。
- 濃厚接触者の感染リスクが低い事業所等では、濃厚接触者の出勤については、⼀律に制限を行わず、感染者と接触があった者に対して、重症化リスクの高い⽅との接触や感染リスクの高い場所への外出を控えることを促す等、状況に応じた⾃主的な感染対策の徹底を求める。
- 重症化リスクの高い⽅が⼊院・⼊所している医療機関や⾼齢者施設等については、当該施設等からの報告等に基づき、濃厚接触者の特定を含めた積極的疫学調査を集中的に実施し、⾏動制限を求める。
- 感染するリスクの高い家庭内の濃厚接触者についても、保健所等による特定・⾏動制限を実施する。
- オミクロン株の濃厚接触者の待機期間は、家庭内で感染があった場合を含め、2⽇にわたる検査が陰性であった場合に5⽇⽬に待機を解除する取扱いを実施できることとする。
- 医療機関、⾼齢者施設等 や保育所、幼稚園、⼩学校等の従事者について、⼀定の要件の下、 毎⽇検査による業務従事を可能とする。
まん延防止等重点措置が解除されたとはいえ、いまだ新規感染者も数多い状態が続いております。これまで同様に「三つの密」の回避や、「⼈と⼈との距離の確保」、「マスクの着⽤」、「⼿洗い等の⼿指衛⽣」、「換気」をはじめとした基本的な感染対策の徹底、感染拡⼤を予防する「新しい⽣活様式」の定着に向けた周知、業種別ガイドライン等の実践、⾵邪症状等体調不良がみられる場合の休暇取得、外出・移動⾃粛等については引き続き遵守してください。なお、業種別ガイドラインの8団体合同マニュアル「健康診断における新型コロナウイルス感染症対策」※2・3も令和4年3月18日付けで改訂版が出ております。下記URLをご参照ください。
※1新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(令和4年3⽉ 17 ⽇変更)
https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/kihon_r_20220317.pdf
※28団体合同マニュアル「健康診断における新型コロナウイルス感染症対策」(2022/3/18)
https://www.ningen-dock.jp/wp/wp-content/uploads/2020/03/e09121068a95a7975f3e43b28584090c-1.pdf
※3健康診断における新型コロナウイルス感染症対策(2022/3/18)新旧対応表
https://www.ningen-dock.jp/wp/wp-content/uploads/2020/03/a82b0c8a53677fee31b9c8f6893cbcbd.pdf
2022年3月25日
一般社団法人日本消化器がん検診学会
感染症対策委員会