一般社団法人 日本消化器がん検診学会

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国際学会参加報告

第31回UEGWに参加して

2024.7.8
昭和大学医学部 内科学講座消化器内科学部門
居軒 和也

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第31回UEGWに参加して
 

2007.12.17
第15回UEGWに参加して
藤田保健衛生大学坂文種報德會病院内科
乾 和郎

このたび,日本消化器がん検診学会の国際学会参加・論文出版支援の第1回対象者となり,大変光栄に存じております。この場をお借りして関連各位ならびに学会員の皆様に感謝申し上げます。

今回,平成19年10月27日から31日の間,フランスのパリで開催された第15回ヨーロッパ連合消化器病週間(UEGW2007)において,「Follow-up of adenomyomatosis of the gallbladder detected by mass screening」という演題を発表してまいりました。私としてはアメリカのDDWでは何度も発表しているのですが,UEGWは15回を迎えたというのに初めての参加でした。検診についての関心がそれほど高くないのではと思っていましたが,上記のような演題が口演で採択され,意外な感じがしました。

ヨーロッパでは消化器病週間に対する関心が日本やアメリカほど高くないと聞いておりましたが,ここ数回前から力を入れるようになってきているとのことでした。その表れか,パリで開かれることの影響か,予想以上の参加者数だったようで,用意されていたコングレスバックが途中からなくなってしまっていたようでした。

実際に,今回の参加者は11,938名とのことで,UEGWとしては初めて1万人を超えたようです。最も参加人数が多かった国は地元フランス(507名,第4位)ではなくスペイン(657名)だったとのことです。日本からの参加は345名で7番目でした。ところが,採択された演題数は日本が最も多く,380題とのことでした。これはイギリスの208題,地元フランスの197題をはるかに超えた数でした。全応募演題数が3,008題とのことですので,1割以上が日本からの発表だったということになります。

私の発表は最終日の最後から3番目ということで,会場の中も外も極めて少ない人数で,反応もあまりなく少し残念でした。ただ,それまでの期間中はポスター発表も含めて活発に討論が行われており,消化器病に関するさまざまな研究が盛んに行われ,活気があふれているという雰囲気でした。日本もうかうかしているといけないと感じられ,今後,さらに研究を深めていきたいと新たな気持ちになりました。国内だけでなく国際学会に出席して,いろいろな刺激を受けることは研究を続ける上で,大切なことだと改めて感じました。

国際学会参加写真01
国際学会参加写真02

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